鍵と署名
EIP-712 の型付きデータ署名とは?
EIP-712 は、平文ではなく構造化されたデータに署名するための Ethereum の標準です。リクエストには、支払先や金額、期限といった名前付きの項目が並び、どのコントラクトとどのチェーン向けかを示す domain が付きます。
なぜ重要か
型付きデータは、ガス不要の承認(Permit、Permit2)、取引所の注文、多くの dApp のログインを支えています。オンチェーンの取引なしにトークンの移動を承認できるため、フィッシングサイトの得意技でもあります。署名ひとつでトークンの残高を丸ごと渡してしまいます。
Locker Protocol Wallet ではどうなるか
Locker Vault は EIP-712 のリクエストを項目ごとにデコードし、リスク検査が permit と Permit2 の承認を目立たせます。Locker Protocol 自身のコントラクトも型付きデータを使うので、署名する操作はオフラインの画面で読めます。
よくある質問
EIP-712 のデータに署名しても安全ですか?
中身によります。domain(どのコントラクト、どのチェーン)、支払先、金額を読んでください。知らないアドレスへの無制限の permit は、ドレイナーの典型です。
EIP-712 にガス代はかかりますか?
署名にはかかりません。dApp があとでその署名をチェーンに提出することがあり、その取引が手数料を払います。